社員インタビュー

道南事業所 環境部 S.M道南事業所 環境部 S.M
道南事業所 環境部 S.M

循環型農業の先駆者を目指し、持続可能な社会に貢献します

入社したきっかけ

子供のころから身近に産業動物がいて、年を重ねるごとに将来の職業候補に畜産に携わる仕事も考えるようになっていました。大学在学中に初めて豚に出会い、その愛くるしい姿に魅了され養豚業に興味を持つようになりました。
大学卒業後は関東の養豚企業に就職し、他社でありますが3年間、豚の飼育をしていました。その後、興味はヨーロッパの養豚へ。実際に自分で見て、体験しないと気が済まない性分から養豚大国デンマークで1年間修行しました。畜産業界に携わる中で独立を目指していましたが、大学の恩師から日本クリーンファームを紹介していただき生産から販売まで一貫体制で手がけるニッポンハムグループの一員として働くことに魅力を感じ入社しました。

仕事内容

私の所属する環境部は、豚の糞尿を処理することが主な仕事です。糞尿は微生物の力を借りて発酵させ、最終的に大地に還元します。微生物は季節や糞尿の質によって変化するため、日々の観察や様々な測定機器を用いて管理しています。私たちの体の中にも微生物がいて、有用菌と有害菌のバランスがくずれると体調が悪くなるように、糞尿処理においてもそれと同じことが起こります。微生物が今どのような状態か把握し、有用菌の力が100%発揮できるようにサポートすることが仕事の醍醐味だと感じます。
また、糞と尿を分離する固液分離機や処理水槽に空気を送るブロワーなどの機械のメンテナンスはもちろん、従業員が安全に作業できる職場環境の維持に努めています。豚を飼育する生産部と糞尿を処理する環境部は別れていますが、計画的な汚水処理を行うために双方のやり取りが重要なのでコミュニケーションを取りながら日々業務を行っています。

仕事のやりがい

今の仕事が自分のやりたい事と違うと感じていた時期がありました。でも、どこでどんな仕事をしていても夢中になることができれば、やりがいを感じるものです。まずは自分に与えられた仕事と真摯に向き合ってみました。
最初は右も左も分からず、必死になって先輩のマネをしながら仕事を覚えていきましたが次第に慣れてくると少しずつ全体が見えるようになってきました。この仕事は何のためにしているのか、改善の余地はないかなど仕事に没入するようになり、だんだん「受動的」な姿勢から「積極的」に変わり、仕組みを提案、実行するようなれました。
小さい成功体験を積み重ねることが原動力になっていると感じます(失敗の方が断然多いですが・・・)。
そして何より一人で出来ることには限界があると常々思います。職場の皆さんと日ごろからコミュニケーションをとり、各々の個性が活かせる職場、成功も失敗も皆が共有・共感できる職場が働きやすい職場だと思います。

就職活動者へ

今後、時代の変化がますます加速し、ニーズが多様化する中で会社も変わっていかなければなりません。
あらゆる産業で持続可能というキーワードが一つの共通言語になってきましたが、畜産業界においても然り、「今までがこうだったから」という既成概念を捨て、情報を収集し仲間を巻き込んで突き進む突破力が求められます。
生き物を扱う仕事ですが、結局は人と人の繋がりが何より大切だと思います。
私は畜産一筋でやってきましたが、自分の歩んできた道が異業種だからと思わず、ぜひ飛び込んでみてください。
いろんな考えや経験のある人が集まって魅力的な組織ができるのですから。